空想時間

〜・感想日記・〜 小説(ロマンス中心)やマンガ(ジャンル問わず)、ゲーム(主にRPG)・映画など…

あの頃を思い出して 第一部

著者 ノーラ・ロバーツ としての本を読むのは初めてでした。
“J・D・ロブ”の方では、いつも楽しく読ませてもらってますけどね〜( 艸`*)ププッ

あの頃を思い出して 第一部 (ヴィレッジブックス)

あの頃を思い出して 第一部 (ヴィレッジブックス)

2003年。メリーランド州でアンティークショップを経営する女性レインのもとに、ある日、一人の男が現れて謎の言葉を口にし、その直後、車に轢かれて死亡した。あとになってレインは気づいたのだが、男は、わけあって縁を切った彼女の父親の親友だった。その後、店に保険会社のハンサムな調査員マックスがやってくる。どうやら彼女に父親たちはニューヨークでダイヤモンドを盗んで身を隠したらしい。そして、そのダイヤを追う冷酷非道な犯罪者がいつのまにかレインとマックスの背後に迫っていた・・・・・・。
当代屈指の人気作家が紡ぐロマンティック・サスペンス巨編


※ ネタバレあり ※
↓ ↓ ↓

ヒロイン・レインは、小さな町でアンティークショップを営みながら普通で平穏な毎日を送っている。
というのが、冒頭から読み取れる感じ?!
このあと、レインがどういう子供時代を送ってきたのか?とか、父・ジャック・オハラとなんで疎遠になてしまったのか?などがわかるのだけど…

とにかく、レインが父親が大好き!という感じがわかる。
それでも自分が大人になり、母の気持ちを考え、父とは疎遠になっている。
ちゃんと自分の家や仕事を持ち、その土地・場所に根を張って暮らす。ということにこだわるのは、幼い頃のレインの暮らしぶりに関係している。
でも心の奥底では、幼い頃に父と過ごしたスリルのある生活が忘れられない自分を秘めていて、周りに自分の過去を隠し、自分を偽り生活している。

そして、ヒーロー・マックス。
保険調査員と名乗り、実は探偵であるマックスは盗まれたダイヤモンドの行方を追い、レインの父親・ジャックと親友だったウィリー・ヤングが実行犯だということを突き詰める。
そして、ウィリーを追いかけレインのもとに辿り着く。
レインのことを調べるにつれ、実行犯の1人でもある、ジャック・オハラの娘ということが判明。
レインから情報を聞き出そうと、近づくもレインの魅力にいちころ(←死後ですね)(○゚∀゚)ガハッ∵∴

ん〜、マックスもレインもお互いに一目惚れ❤︎的な感じで、一気に距離が近くなる一方…
マックスは自分の素性を隠してるし、レインは自分の過去は知られてはならないもの。って感じ。
マックスと知り合ったレインが、何度も自問自答してるあたりはちょっと笑えた。
“レイン・タヴィッシュ”は堅実で真面目な女性。
内なる自分“レイン・オハラ”は、好奇心旺盛でスリルを求める女性。

マックスは、レインとの関係を深めるためには、レインを調査対象から外さなければ〜って、感じでドジを踏む。
んで、レインにバレる=3 (`-д-;)ゞ
まぁ〜 これがいい結果になって、レインに自分の素性を話し、さらには父親の犯行についても話すことが出来て、レインも協力することになったんだけど…

レインの父親・ジャックは、なんかいいキャラでした。
神出鬼没で、娘を溺愛。
でも、後半ではダイヤの魅力に負け、もう少しのところでレインを裏切るところだったけど…
ジャックがダイヤを取りに行ったシーンでは、ジャックの前に現れたのは3人目の実行犯、アレックス・クルーを思わせる感じ。
ちょっとドキッとしたのは、私だけ…?!(A;´ 3`)


最終的には、実行犯でもあり殺人犯のアレックス・クルーは捕まり、ジャック・オハラはマックスの協力もあり逃げ果せた。
がっ!
問題のダイヤの一部をジャックが持ち逃げ〜 おぉ-(o゚Д゚ノ)ノ


“卵を全部、ひとつのバスケットに入れてしまうとな、レイニー、取っ手が壊れるものなのさ。そうしたら、スクランブルエッグしか食べられない。”


(↑どんな理屈だよ=3 と、思わず苦笑いでした。)


イヴ&ローク18作目が第2部として続きます。
これを読むために第1部を読んだけど、これはこれで物語も完結してるし面白かった。
なので、イヴ&ロークシリーズを読んでない方も気軽に読むことが出来る作品だと思いますよ。
そして、イヴ&ロークシリーズを読んでいる方は…
第1部の舞台2003年から56年後。2部では2059年が舞台となり、どうやって続くのか楽しみ!。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。

では、このへんで…

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