空想時間

〜・感想日記・〜 小説(ロマンス中心)やマンガ(ジャンル問わず)、ゲーム(主にRPG)・映画など…

愛しき放蕩者

久々にロマンス注入です.゚+.(o´∀`o)゚+.゚

愛しき放蕩者 華麗なるマロリー一族 (ヴィレッジブックス)

愛しき放蕩者 華麗なるマロリー一族 (ヴィレッジブックス)

身寄りのない娘ダニーは、ロンドンの貧民街で仲間の孤児たちと盗みを働いて暮らしていた。
女性だとばれないように男装をしているのが常の彼女は、ある日、名門マロリー家の青年ジェレミーと偶然出会う。
いつかはマットな生活をして結婚したいと願う彼女は、ジェレミーの屋敷で働こうとするが、彼女が女であることを見抜いたジェレミーが提案したのは、彼の愛人になることだった・・・・・・。

※ ネタバレあり ※
↓ ↓ ↓

まずは登場人物の多さにビックリ!(゚Д゚;)
シリーズ物とは知っていたけど、何を勘違いしたのかシリーズ1作目と思って手を出してしまった=3
しかも、気づかず読んでました…(実は、7作目だということはあとがきを読んで知った(≡ε≡;)。)
なので、登場人物を確認しながら読むのが大変だった〜(`-д-;)ゞ

物語的には1話完結な感じ。というか、マロリー家の人々それぞれの話が1人につき1冊みたいなので、登場人物は共通してるけど物語に続きはないので、すんなり読むことが出来た。

今回のヒーロー・ジェレミーは、16歳で父親と会い父親の船に乗り海賊となってから、その後ロンドンの社交界に出入りするように…(この辺の話は、父親のジェームズ・マロリーの話でふれてるのかな?!)
「結婚は足枷」と考えているジェレミーは、社交界にデビューしたての若い女性には手を出さず、年上の女性を選んで楽しむような男性。
一方、ヒロイン・ダニーは幼い頃に強盗に襲われ家族と自身の記憶を失い、孤児として仲間たちと盗みを働き貧民街で暮らしている。
さらに、身体を売って稼ぐのを拒み、孤児仲間ルーシーの協力のもと男装をして仲間内では"男"で通している。
まぁ、ジェレミーは一瞬で女と気づくのだけど=3 ( ;-`д´-)ァレマ….

訳あってジェレミーの元で働くようになったダニー。
言葉や仕事を頑張りながら、ジェレミーから逃げようとする様子が面白かった。
もともとは"お上品な"話し方だったダニーが、男として貧民街で暮らせるようにとルーシーが教えた下町訛りで、ジェレミーを叩き起こしたりする場面も笑えた。( ,,>з<)ブッ`;:゙;`;:、
それに、やっとダニーも素直になりジェレミーと初めてのロマンスシーン❤︎
初めてだったダニーが、痛さに驚いてジェレミーに
「なんでこんなことすんだ?」
って、さらにはもう処女じゃないことを知って怒り出す始末=3
まさかの展開に、ココでも思わず笑っちゃいました。(:.o゚з゚o:.).:∵ぶっ

それと、ジェレミーと何とかして結婚しようとするエミリーにはビックリ!
あんなバレバレなウソでも、真実となってしまう世界なのかしら?!
というか、父親がなんとかしてくれる。と、考えているエミリーのワガママお嬢っぷりに驚きです。
途中、ちょっとイラッとした場面もあったけど、全く相手にしてないジェレミーもウケる=3

なんとかうまくいってるダニーとジェレミー。
でも"結婚して子供を作る。"というダニーの目標とは裏腹に"ジェレミーは結婚は望まない。"
このままジェレミーと一緒に居ても、自分の目標は叶わない。という考えから、ジェレミーの元を去るダニー。
そんなダニーを追いかけるジェレミー。
この後の2人の会話も、気取ることなく2人ぽくて読んでてホッコリした。

「僕がここに来たのは、謝罪をするため、そして結婚について話し合うためだ」

「結婚?誰が結婚するの?」

「もちろん、ぼくたちだよ。察しが悪いな。」


その後、ダニーの素性もわかり、母親との再会も果たすことが出来たダニー。
最後は2人の結婚式でハッピーエンド♡



全体的に面白かった。でも、1作目から読んでいたら、ジェレミーを始め他のマロリー家の人たちにも思入れが出来てもっと楽しめたんじゃないかな。
是非、1作目から読んでみたい作品です。
特に、ジェレミーの父親・ジェームズ・マロリーを読みたい!個人的に好きなキャラでした♪(o´∪`o)

では、このへんで…

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